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偶然が重なり.....2016年10月20日 17時07分


******** 10月18日(火)電車内で... ********
 一昨日、家内は所用のため八王子へ行きました。大月駅での乗り換えや待ち時間などが煩わしいので、私が大月駅まで車で送り迎えをしていましたが、この日に限って、家内が都留文大前駅から富士急行線で出かけ、帰りも大月から富士急行線に乗り換えて帰ってきました。
 大月駅で河口湖行きの電車に乗り、家内の座っている座席の隣に大きなスーツケースを持ったご夫婦が座りました。山梨に観光旅行に来られた方のようで、奥様が、「河口湖まではどれくらいかかるるのかしら?」と、ご主人らしき人に話しかけていました。「多分、1時間くらいじゃないかな」とご主人。家内は横で聞いていて、「1時間くらいだと思いますよ」と、話しかけました。少し怪訝そうな様子だった奥様に、「どちらから来られたのですか?」と訊ねると、「仙台からです」と返ってきました。
 仙台は次男夫婦が住んでいるところだったので、ご夫婦と家内の間に共通の話題が生まれ、家内は次男が仙台に住んでいることや禾生駅付近で富士山の頭が見えるとか、忍野から見た富士山もすばらしいことなど、次々と話をしたようです。
 ご夫婦は山梨に来たら「ホウトウ」を食べたいとか、レンタカーを借りて富士五湖あたりを巡る予定だとか話をされたようです。そして、今回山梨に来たのは、明日(19日)、奥様が都留市の「うぐいすホール」で講演をするのが目的だともおっしゃっていました。
 都留文科大学前まで15,6分の間、会話が弾んで退屈しなかったと、家内は云っています。
 偶然隣り合わせたご夫婦が仙台の方であること、翌日、都留市で講演をされることなど、家内から話を聞いて、このご夫婦を大変身近に感じました。
画像2(富士急行線電車)

***** 10月19日(水)夜 講演会で偶然... *****
 家内は、この日午前中に市役所へ電話を入れ、講演会が何時から行われるのか訊ねていました。夜7時からで、約1時間半の講演だということが分かりました。市が主催なので広報やHPに案内があるのかと調べましたが、どこにも記述がありませんでした。講演のタイトルが”「災害伝承10年プロジェクト」東日本大震災災害伝承語り部”となっていたので、多分、各自治会の防災委員の方たちに対する講演会だったのだろうと思います。市の担当者は一般の方も出席してくださいとのことでした。
画像3(都留市文化施設「うぐいす会館」)

 夕食を済ませ、”うぐいすホール”へ出かけました。会場は小ホールで150人ほど収容出来ます。会場内には約100名ほどで前の方の席が空いていたので、私たち夫婦は前の方に座りました。講演者の正面です。
画像4(講演会案内)

 市の挨拶や講師の紹介の後、講演が始まりました。講演者の紹介で、壇上の席に座っている講演者は前日、家内が電車中で話をした奥様です。紹介時に家内が来ているのに気がついて会釈をされました。
画像5(講演会)

 講演の内容は、仙台市泉区で町内会長をされていて、震災の時の避難所の取り組みや、そこから見えてきた課題を解決するために、様々な活動を続けていること。活動から新たな課題も生じ、それらを解決するために取り組んでいることなども話されました。
画像6(講演会)

 3.11では女川の実家が壊滅的な被害に遭われたそうです。当時、ご主人は東北電力女川原発に勤務されていたことも、講演の中で話されました。
 実は次男も東北電力の系列会社で大気や土壌などの分析の仕事をしています。
 電車の中では次男の仕事のことまでは話さなかったと家内が言っていたので、講演の中でご主人のことを聞いて、更に、このご夫婦を身近に感じました。
画像7(新聞記事)

** 10月19日(水)夜 講演会後の控え室で偶然... **
 講演が終わった後、控え室に行き、ご夫婦にお会いしてきました。
 講演会に出かける前に、富士山の写真をプリントして持って行きました。冬の富士山、11月下旬頃の富士山、そして10月初旬の富士山の写真を差し上げました。
 ご夫婦と名刺の交換をしました。
 ご主人は、現在、東北電力の系列会社の理事・本部長などの役員をされています。次男の会社の話をしたら、業種は異なるが、次男の会社をご存じで、行ったことがあるともおっしゃっていました。
 これから甲府へ向かわれ宿泊される予定で、時間も9時近くなっていたので、話をしたのは10分ほどでした。明日、桔梗屋の工場などを見学した後、仙台へ帰るとおっしゃっていました。
画像8(控え室)

******* 桔梗屋の工場 *******
 今日の午後、家内と甲府へ買い物に出かけました。その帰り道で桔梗屋の工場に立ち寄りました。昨日のご夫婦は多分仙台へ向かわれているので会えるはずはありません。ただ何となく、家内も私も桔梗屋へ寄ってみたくなりました。
画像9(桔梗屋製造工場)

 私がいつもと同じように、大月駅まで家内を迎えに行ったりしていたら、このご夫婦に会うことはなかったし、仙台に住まわれていなかったら次男の話もなかったです。そして、私たちが講演会に出かけることもなかったと思います。偶然がいくつも重なり、全く見ず知らずの方と、この二日間で親しくなりました。

 偶然は、極微弱な特別な力で引き合っていて、外からのチョットした刺激によって、力が強くなり引き寄せられるのではないかと、他愛も無いことを考えてしまいます。
 私は、現在、SNSで小・中・高と同じ学校だった同級生と友達になっています。たまたま、SNSで検索しT也君を見つけ、T也君の友達の中からN子さんを見つけました。先月末、綾部に行ったときに、50年振りに二人と再会しました。
 T也君、N子さん、私は、高校2年の時、同じクラスでした。そして、この3人以外にSNSをしている同級生がいまいことも分かりました。
 私がSNSで検索しなければ、T也君やN子さんと会う機会はなかったと思います。つながりを求めて行動を起こしたことで、次々と、新たな偶然が生まれています。不思議なことです。


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