原発のこと ― 2014年06月17日 15時05分
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***** 本日の作業 *****
午前中、キュウリとナスに追肥をしました。
キュウリの根は浅く横に広がるので、根元よりも少し離れたところに油粕と化成肥料を撒いて、表面の土と混ぜ合わせておきました。
ナスの根は少し深めで横に広がって行くので、溝を掘ってキュウリと同じ肥料を入れました。昼になったのでナスの途中まで作業をして止めました。
午後になって夕立があり、3時過ぎまで雨が降っていました。
***** 美浜原発 *****
先月、義叔母に会いに行く途中で、若狭湾にある高浜原発を見てきましたが、今月は敦賀半島にある美浜原発を見てきました。
美浜原発は若狭湾側にあり、小さな岬が弧を描いていて、その先端に立っていました。
岬で囲まれた入り江があり、原発と対峙して丹生集落があります。漁業と夏の海水浴場などの観光で成り立っているのかと思いました。海岸沿いに浜辺があり、砂浜から数十メートルの海の中にテトラポッドが並べられてありました。この後、立ち寄ったPRセンターで分かったのですが、このテトラポッドは原発から出る放水で水温が上がるのを遮っているのだそうです。核分裂の熱で蒸気を作り、タービンを回して発電するのですが、蒸気の冷却に海水が利用されています。1~3号機の原発を同時に運転すると、毎秒約100トンの海水を取り入れ、循環器で蒸気を冷やした後、放水口から海へ放水します。放水時の水温は取水時nよりも約7度高くなっています。テトラポッドは水の流れを弱め拡散するためです。
パンフレットの説明では、「沖合ではほぼ常温に戻っていて、魚類等への影響はない」と言い切っています。弓状になっている岬の内側の海水温は、原発運転時にはかなり上昇しているのではないかと思われます。
美浜原発の東側、海を隔てて直線距離で500m余りのところに美浜町立美浜中学校丹生分校があります。
中学校を過ぎて200mばかり進むと岬へ通じる道と敦賀半島の先へ進む道のY字路があります。このY字路から見た原発が下の写真です。
画像の左側に見える橋が原発への道です。
原発の入り口が橋の袂になります。この場所に「美浜原子力PRセンター」があります。時間に余裕がなかったのですが、少しだけ見てくることにしました。
ここのPRセンターでも、未だに原子炉は「5つの壁」で囲まれていて安全であるとか、電気を作り出すコストが他の発電に比べて最も低いとか、まさに原発のPRばかりをしていました。これらがすべて嘘であることは、福島第一原発事故でハッキリしています。
福島第一原発の事故についても説明書きがありました。地震発生時に制御棒が入り核分裂は停止した、しかし、その後の津波で外部電源が使用不能になり、事故を拡大させたと、事故の要因として明記していました。そして、そのための安全向上対策として、「電源確保」、「浸水対策」、「冷却機能の確保」を挙げています。「電源確保」では非常よ発電装置、電源車の配備を、「浸水対策」では水密扉の設置、防潮堤の設置を、「冷却機能の確保」では腹水タンクに海水等を重水するための消防ポンプ、消火ホースの配備、海水ポンプモーター予備品の保有う、海水ポンプの代替となる大容量ポンプの配備等々を挙げていました。
関西電力は、これらの対策から原発は安全であり、国民が納得すると思っているとしたら、これほどバカにした話はないと思います。
原発事故が起こると人間の手に負えない危険なものであること、そして、100%事故が起こらないということはあり得ないということは、福島第一原発の事故が今なお終息せず続いていることから分るはずです。
電力会社や政府は電力不足を理由に原発稼働と云いますが、原発がすべて停止した時でさえ、電力は足りていたことを考えると、原発の存在理由が根底から崩れています。
ただちに原発廃絶ではなく、徐々に廃止して行くという意見もありますが、原発が稼働している間、地震等の自然災害などによる事故が起こる可能性があり、核のゴミを作り出し続けることになります。そして、一旦事故が起こると、日本だけでなく、地球規模で放射能に汚染される危険性を伴っています。
また、核廃棄物の処理に至っては、再処理の見通しすら立っていません。再処理後の放射性物質の放射能はその影響がなくなるまでには気の遠くなるような年月を要します。その間、安全に保管し続けること場所が日本列島にはないと思います。日本以外の他地域でも困難です。再処理されて出て来たプルトニウムの半減期は2万4千年です。2万4千年経って、ようやく放射能が半分に減るのですから、地球上に人類が生存を始めたよりも長い期間、保管を続けなければ、放射能の影響がなくならないということになります。どう考えても無理なことです。
今直ぐにやらなければならないことは、これ以上、核廃棄物を作り出さないこと(つまり、原発廃止)、すでにあるプルトニウム(フランスで再処理されて保管されていたプルトニウムは日本に戻ってきます)などの核廃棄物の保管方法の研究や保管場所を早急に実施しすることではないかと思います。
***** 本日の作業 *****
午前中、キュウリとナスに追肥をしました。
キュウリの根は浅く横に広がるので、根元よりも少し離れたところに油粕と化成肥料を撒いて、表面の土と混ぜ合わせておきました。
ナスの根は少し深めで横に広がって行くので、溝を掘ってキュウリと同じ肥料を入れました。昼になったのでナスの途中まで作業をして止めました。
午後になって夕立があり、3時過ぎまで雨が降っていました。
***** 美浜原発 *****
先月、義叔母に会いに行く途中で、若狭湾にある高浜原発を見てきましたが、今月は敦賀半島にある美浜原発を見てきました。
美浜原発は若狭湾側にあり、小さな岬が弧を描いていて、その先端に立っていました。
岬で囲まれた入り江があり、原発と対峙して丹生集落があります。漁業と夏の海水浴場などの観光で成り立っているのかと思いました。海岸沿いに浜辺があり、砂浜から数十メートルの海の中にテトラポッドが並べられてありました。この後、立ち寄ったPRセンターで分かったのですが、このテトラポッドは原発から出る放水で水温が上がるのを遮っているのだそうです。核分裂の熱で蒸気を作り、タービンを回して発電するのですが、蒸気の冷却に海水が利用されています。1~3号機の原発を同時に運転すると、毎秒約100トンの海水を取り入れ、循環器で蒸気を冷やした後、放水口から海へ放水します。放水時の水温は取水時nよりも約7度高くなっています。テトラポッドは水の流れを弱め拡散するためです。
パンフレットの説明では、「沖合ではほぼ常温に戻っていて、魚類等への影響はない」と言い切っています。弓状になっている岬の内側の海水温は、原発運転時にはかなり上昇しているのではないかと思われます。
美浜原発の東側、海を隔てて直線距離で500m余りのところに美浜町立美浜中学校丹生分校があります。
中学校を過ぎて200mばかり進むと岬へ通じる道と敦賀半島の先へ進む道のY字路があります。このY字路から見た原発が下の写真です。
画像の左側に見える橋が原発への道です。
原発の入り口が橋の袂になります。この場所に「美浜原子力PRセンター」があります。時間に余裕がなかったのですが、少しだけ見てくることにしました。
ここのPRセンターでも、未だに原子炉は「5つの壁」で囲まれていて安全であるとか、電気を作り出すコストが他の発電に比べて最も低いとか、まさに原発のPRばかりをしていました。これらがすべて嘘であることは、福島第一原発事故でハッキリしています。
福島第一原発の事故についても説明書きがありました。地震発生時に制御棒が入り核分裂は停止した、しかし、その後の津波で外部電源が使用不能になり、事故を拡大させたと、事故の要因として明記していました。そして、そのための安全向上対策として、「電源確保」、「浸水対策」、「冷却機能の確保」を挙げています。「電源確保」では非常よ発電装置、電源車の配備を、「浸水対策」では水密扉の設置、防潮堤の設置を、「冷却機能の確保」では腹水タンクに海水等を重水するための消防ポンプ、消火ホースの配備、海水ポンプモーター予備品の保有う、海水ポンプの代替となる大容量ポンプの配備等々を挙げていました。
関西電力は、これらの対策から原発は安全であり、国民が納得すると思っているとしたら、これほどバカにした話はないと思います。
原発事故が起こると人間の手に負えない危険なものであること、そして、100%事故が起こらないということはあり得ないということは、福島第一原発の事故が今なお終息せず続いていることから分るはずです。
電力会社や政府は電力不足を理由に原発稼働と云いますが、原発がすべて停止した時でさえ、電力は足りていたことを考えると、原発の存在理由が根底から崩れています。
ただちに原発廃絶ではなく、徐々に廃止して行くという意見もありますが、原発が稼働している間、地震等の自然災害などによる事故が起こる可能性があり、核のゴミを作り出し続けることになります。そして、一旦事故が起こると、日本だけでなく、地球規模で放射能に汚染される危険性を伴っています。
また、核廃棄物の処理に至っては、再処理の見通しすら立っていません。再処理後の放射性物質の放射能はその影響がなくなるまでには気の遠くなるような年月を要します。その間、安全に保管し続けること場所が日本列島にはないと思います。日本以外の他地域でも困難です。再処理されて出て来たプルトニウムの半減期は2万4千年です。2万4千年経って、ようやく放射能が半分に減るのですから、地球上に人類が生存を始めたよりも長い期間、保管を続けなければ、放射能の影響がなくならないということになります。どう考えても無理なことです。
今直ぐにやらなければならないことは、これ以上、核廃棄物を作り出さないこと(つまり、原発廃止)、すでにあるプルトニウム(フランスで再処理されて保管されていたプルトニウムは日本に戻ってきます)などの核廃棄物の保管方法の研究や保管場所を早急に実施しすることではないかと思います。
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