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キュウリの寄せ接ぎ2012年02月27日 16時47分

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 キュウリの「寄せ接ぎ」をしました。台木用の「改良新土佐一号南瓜」を播種して9日目です。ようやく子葉が開き始めたばかりです。

***** 穂木と台木 *****
 穂木はキュウリ「夏太郎」です。台木の土佐一号南瓜の胚軸の太さに比べると一回り細いです。台木の方はポットから抜かないで処理した方が根にダメージを与えないので良さそうですが、慣れない作業なので、穂木もも台木もポットから根を傷めないように抜き出しました。
画像1(キュウリ穂木と台木)

***** 穂木と台木の接合部 *****
 それぞれ胚軸部に斜めの切れ込みを、軸の蓋佐野半分くらいまで入れるのですが、細いので切りすぎてしまったり、穂木と台木の切れ込み方向が逆になってしまったりするので要注意です。切れ込みを逆にしてしまうと穂木に台木を接木してしまう形になるので台木の土佐一号南瓜を育てることになってしまいます。
 台木用のポットは5個あるので、5本の接木をしましたが、そのうち3本は切り落としてしまったり、逆に切れ込みを入れてしまいました。仕方がないので、穂木も台木も胚軸部分を斜めに切り落とし、切断面を合わせることにしました。
 下は接合した状態ですが、若干浅いように見えます。もう少し深くても良かったかなと思います。
画像2(接合部)

***** 接合部をクリップで止める *****
 台木の切れ込みに穂木の切れ込みを入れて、クリップで押さえ固定します。クリップで押さえると、穂木と台木が固定され、接合部が外れにくくなります。
画像3(クリップ止め)

***** ポリポットに2本共植える *****
 寄せ接ぎでは、穂木も台木も根を残してあるので、接合部が外れないように気を付けながら両方の根をポットに埋めます。クリップは小さいですが、幼苗なのでクリップの重みで傾いてしまいます。細い支柱を立てて支えることにしました。
画像4(寄せ接ぎ完成)

***** 湿度90~100%に *****
 活着するまでは、温度、光線、湿度などに気を配らなければ生りません。特に、湿度は90~100%に保つ必要があります。ポリポットにヒャッキンで買った透明なプラスチックのコップをかぶせて、湿度を保つことにしました。日中、陽が当たると中野温度が上がりすぎるので、直射日光が当たらない場所に置くようにします。
 10日くらいで活着するので、それまでの間、穂木が萎れたりしないか見守って行きます。
画像5(湿度保持)

***** 使用したクリップ *****
 寄せ接ぎで使っているクリップです。商品名は「接木Friend」です。説明書には左側のオレンジ色のクリップがウリ科専用、右側の赤色のクリップがナス科専用と書いてありました。どちらも200本単位での販売なので、私のような小規模の家庭菜園をやっている者には多すぎます。それにウリ科専用とナス科専用の違いがよく分かりません。若干、ウリ科専用の方が止める部分の円が大きいように見えます。ただ、それだけの違いならウリ科専用の方だけ1箱購入すれば良かったかなと思っています。昨年、よく分からずに2箱買ってしまったので、これだけあれば何十年も使えそうです。
画像6(接ぎ木フレンド)



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