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キュウリ・トマトの接ぎ木作業2017年03月27日 16時31分

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*********** 今朝も雪でした ***********
 昨日の雪は、その日のうちにほとんどが解けてしまいましたが、今朝、畑や周りの風景が白一色になっていました。明け方に雪が降ったようです。昨日よりも多い積雪です。
画像1(雪の朝)

 一日曇り空になるかと半分あきらめていましたが、午後になって次第に青空が見え始めました。陽が当たると雪が消えてしまいます。
画像2(午後の晴れ間)

*********** キュウリの呼び接ぎ ***********
 戸外での作業をあきらめ、家の中で接ぎ木苗を作ることにしました。
 キュウリの呼び接ぎです。(昨日までのブログで”寄せ接ぎ”と表示していましたが、正式名称は”呼び接ぎ”です)
 本来は台木の本葉が出始めた頃に行うようです。その方が台木と穂木の茎があまり違わないので接ぎ木しやすいです。
 台木「黒ダネ南瓜」の子葉を残して本葉は全部切り取ってしまいます。
画像3(キュウリの台木と穂木苗)

 台木の子葉の下の茎を、上から斜め下に切れ込みを入れます。切れ込みの深さは茎の太さの半分くらいまでです。
画像4(キュウリの台木の切れ込み)

 穂木の方も子葉に出来るだけ近くの下に切れ込みを入れます。台木の切れ込みと合わせるため、台木とは逆に下から斜め上に切れ込みを入れます。切れ込みの深さは茎の太さの半分くらいまでですが、穂木の茎が細いので何本か切断してしまいました。
画像5(キュウリの穂木の切れ込み)

 台木と穂木の切れ込みを合わせてクリップで押さえます。台木が大きくなりすぎたため、クリップでの押さえがしっかり出来ません。接ぎ木する時期が遅すぎました。
画像6(穂木と台木の合わせ)

 台木と穂木をポットに植えて、水やりをして完了です。
画像7(キュウリの呼び接ぎ)

 呼び接ぎをした苗は10本です。接ぎ木が失敗したときのことも考えて、接ぎ木をしていないキュウリ苗を数本残しておきました。
 1週間から10日後、接ぎ木の様子を見ながら、穂木の接合部の下を茎の太さの半分くらいまで切れ込みを入れ、穂木が萎れないようなら完全に切断して根から切り離します。
 毎年、キュウリの呼び接ぎは失敗が多いので、今年の場合も多分、30%~40%の成功率だろうと思っています。
 キュウリは接ぎ木が成功しても接合部の面積が小さいので(穂木の茎と台木の茎の太さが違うため)、台木から穂木へ十分に養分が行かず、果実に曲がり果などを生じることがあります。
画像8(キュウリの呼び接ぎ苗)

*********** トマトの接ぎ木 ***********
 キュウリに引き続き、トマトも接ぎ木をしました。トマトもキュウリ同様、呼び接ぎが出来るようですが、私はピーマンと同じ方法で接ぎ木をしています。
 台木「Bバリア」の子葉の上の茎を斜めに切断、穂木は子葉の下を斜めに切断して、切断面どうしを合わせています。
 台木を斜めに切断した後、チューブを挿します。切断した穂木をチューブの上から挿し込んで、台木の切断面に合わせて完了です。
 大玉の「麗夏」、「桃太郎ゴールド」、「ルネッサンス」
 中玉の「シンディースイート」、「レッドオーレ」
 ミニの「アイコ」、「イエローアイコ」
各2本、合計10苗の接ぎ木をしました。
 トマトも接ぎ木が失敗したときの用心のため、それぞれ1、2本、接ぎ木をしないで残しています。
画像9(トマトの接ぎ木苗)

 接ぎ木を始めるとポットの数が半減します。室内温室の中も余裕が出てきました。
 まだ、茄子の接ぎ木を行っていません。茄子の台木がもう少し大きくならないと接ぎ木が出来ません。
画像10(室内温室の中)



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