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道志・山中湖サイクリング 60km2015年10月31日 11時24分

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*********** コースマップ ***********
 昨日(10月30日)、道志村から山中湖へ抜ける道を走ってみました。
画像1(コースマップ)

*********** 三輪神社(7km地点) ***********
 朝10時に自宅を出発して、国道139号線を3キロほど下り、道志村へ行く道に入りました。
 車の通行も少なく、緩やかな上り道が続きます。細野の集落への入口を過ぎ、三輪神社で小休止しました。この神社の脇から御正体山へ登ることができます。
 20代の頃、山岳部女子の顧問をしていて、山中湖側から石割山へ登り、御正体山まで縦走したことがあります。確か、今頃の季節だったように思います。参加した部員は1年生数人と2年生のAさんでした。
 御正体山からは、石割山へ引き返し、山中湖に戻る予定になっていましたが、Aさんは住まいが都留市にあり、山中湖まで引き返して帰るのは遠回りになるので御正体山から三輪神社へ下って帰ると言い出しました。Aさんは女子部の部長で、勉強もでき、体力も気力もある頼りになる生徒でした。顧問としては一緒に山中湖へ戻った方が安全だと考えましたが、本人は脚力も読図にも自信があり大丈夫だというので、Aさんだけ三輪神社へ下ることを許可しました。
 女子生徒が一人で山中を歩くということに対して、私が、当時、それほど気にならなかったのが不思議です。今の時代だったら、絶対に一人で帰さなかっただろうと思います。御正体山からは下りとはいえ、三輪神社までは4km以上ある山道です。彼女は、さらに三輪神社から自宅まで6キロほどの道を歩いて帰っています。山登りをしていると10キロの道のりは、それほど苦になる距離ではありませんが、山中湖から石割山を経て、御正体山までをすでに歩いていることを考えると、すごいことだと思います。翌年の夏、Aさんをキャプテンとして、後輩を引き連れインターハイに出場しました。残念ながら、顧問である私の采配にミスがあったこともあり、優秀チームには選ばれませんでした。Aさんが卒業した翌年のインターハイで、Aさんの後輩たちが優秀チームとして表彰されましたが、私自身も転勤になり表彰に立ち合うことが出来ませんでした。
 三輪神社へ来ると、いつも、当時のことが思い出されます。
画像2(御正体山登山口・三輪神社)

画像3(細野入口付近)

*********** 菅野付近(9km地点) ***********
 三輪神社から先も上りが続きます。菅野から先は民家がありません。上りも次第に急になって行き、菅野の最後の民家があるあたりで休んでいたら、地元の方が私の前を通り過ぎながら、「峠まで行くつもりか?」と尋ねられました。私は、この先の道は十分知っているので、これ以上進まないで引き返そうかと考えているところでした。咄嗟に口をついて出た言葉は、「行けるところまで行って引き返すつもりです」でした。
画像4(菅野付近)

 民家が切れたあたりで菅野川にかかる橋があり、橋を渡った先には釣り堀などのレジャー施設があります。
画像5(菅野川)

*********** 道坂隧道の上り道 ***********
 途中で引き返すつもりで、急な坂道を上り始めました。幾重にもカーブが続き、ヘアピンカーブを上り詰めると、下に先ほど通ってきた道が遙か下に見えます。
画像6(道坂隧道への上り)

 菅野の集落からは5キロの急な上りです。一つのカーブを曲がりきると、その先に次のカーブが見えます。何度か自転車を押して歩き、ようやく道坂のトンネルが見えてきました。
画像7(道坂隧道への上り)

*********** 道坂トンネル(14km地点) ***********
 道坂トンネルは都留市側からだと、トンネル内が上りになります。標高が一番高いところがトンネル内の道志寄りの方にあり、トンネルに入ると出口の明かりが見えません。
 都留市の道志入り口が標高485m、道坂トンネルの出口(道志側)が1021mなので、標高差536mあります。
画像8(道坂トンネル・都留市側)

*********** 道志村神地(19km地点) ***********
 道坂トンネルの道志側に出てたところで、「ここから引き返すか、先へ進むか」迷いました。私自身の体力が保つかどうか不安がありましたが、山伏峠を越えれば、あとは平坦か下り道なので、道志村神地三叉路から山伏トンネルまでの10キロの上りを絶えばよいだけだからと、自分に言い聞かせ、先へ進むことにしました。
 道坂トンネルから下っりおえて道志村神地の三叉路を右折し、山伏峠を目指すことにしました。
画像9(道志村神地の三差路)

 神地の三叉路を過ぎて間もなく、左手に道の駅が見えてきました。通り過ぎることもできましたが立ち寄ってみました。この道の駅は、山中湖を訪れた観光客が立ち寄る場所で、いつも混雑しています。
画像10(道の駅どうし)

*********** 道志村長又付近 ***********
 緩やかなしばらく上りが続き、白井平あたりから上りが急になってきます。
 道志村の西端にある長又付近に来ると、民家が少なくなり、オートキャンプ場や渓流釣り場などがところどころにあります。
画像11(道志村長又付近)

画像12(道志村長又付近の紅葉)

*********** 山伏峠への上り道 ***********
 山伏という看板が見え始め、両側の稜線が低くなり空が広がってきたので、トンネルが近いと思って期待をしながら上って行きましたが、カーブを曲がる度に期待が裏切られ、トンネルが見えません。
画像13(山伏峠の上り)

 無理をしてペダルを踏み込んでいると、両膝上の内側の筋が吊ってしまいました。ふくらはぎが吊った経験がありますが、膝上の筋が、しかも右と左の両方が吊ったのは初めてです。自転車から降り、膝が伸びている状態だと吊るので、筋を伸ばすため、しばらく膝を曲げてしゃがみ込んでいました。
 膝を曲げて、しばらく経つと痛みがなくなったので、恐る恐る膝を伸ばして歩いてみました。吊るような気配がなかったので、再び、自転車に乗り、山伏トンネルを目指しました。今度は無理をせず、坂が急になっているところでは、自転車を押して歩きました。
画像14(山伏峠の上り道の紅葉)

*********** 山伏トンネル(29km地点) ***********
 山伏トンネルを出ると、ここからは下りになります。
 道志村神地から山伏トンネルまで約10キロの上りで、標高差は409mです。
 山伏トンネルからは、一気に下って、山中湖畔の平野三叉路に午後2時に着きました。ここまで33キロで、4時間かかっています。近くのコンビニで、遅い昼食を取り、山中湖のサイクリングロードへ入りました。
画像15(山伏トンネル 山中湖側)

*********** 山中湖サイクリングロード ***********
 山中湖のサイクリングロードは、2週間ほど前にも走っています。その頃は、まだ、紅葉が始まったばかりで緑が多かったですが、今回は赤や黄色に色付いた葉が陽に照らされて輝いていました。
画像19(山中湖サイクリングロードの紅葉)

画像20(山中湖サイクリングロード)

画像21(山中湖サイクリングロードの紅葉)

 サイクリングロードで、何人ものカメラを持った人たちに出会いました。この時期から12月頃までは、富士山の山頂に太陽が接する、ダイヤモンド富士が見られます。時間的には早いですが夕方までカメラを構えて、その瞬間を撮ろうとしている方々でした。
画像17(山中湖サイクリングロードからの富士山)

画像18(山中湖サイクリングロードからの富士山)
画像22(山中湖サイクリングロードの紅葉)

画像23(山中湖サイクリングロード)

*********** 山中湖 ハリモミ樹林(41km地点) ***********
 山中湖のサイクリングロードから分かれて、花の森公園の横を抜けてハリモミ樹林の中を通る道路まで来ました。
 落ち葉が積もっていて歩道を走るとスリップする可能性があります。以前は車道を走るときは車が真横を通るので危険を感じていましたが、最近は車道の端を走ることの方が多くなりました。自転車になれてきたのだと思います。
画像24(山中湖 ハリモミ樹林付近)

画像25(山中湖 ハリモミ樹林付近)

画像26(山中湖 ハリモミ樹林付近)

*********** 鳥居地トンネル(43km地点) ***********
 ハリモミ樹林を通過し、忍野村内野から忍草へ入り、この日3つめのトンネル、鳥居地トンネルを抜けました。
画像27(忍野村忍草付近)

画像28(鳥居地トンネル 忍野村側)

*********** 下吉田駅前(49km地点) ***********
 鳥居地トンネルから急な坂を下り、富士吉田の市街地を抜けて下吉田の駅に出ました。このあたりまで来ると、自宅までは、いつものコースで気持ちが楽になります。
画像29(富士急行 下吉田駅)

画像30(下吉田駅前からの富士山)

 今回走ってみて、いくつか分かったことがあります。
 まず、決して無理をしないこと。これまで容易に走ることが出来たとしても、次に同じように走ることは出来ないです。自転車で走っていて、足が吊るなどということは、これまでに一度もありませんでした。ここ3週間、毎週のように走っているので、体力があると過信してしまいました。
 2つめは自転車の変速についてです。上りでローギアに変速すると、きまってカタカタと音がします。シフトレバーを調整しても音が消えません。逆に、ローからハイへ変速したときに、輪行時にチェーンがたるまないようにするために付いているステーのフックに、チェーンが引っかかってしまったことです。通常フックの下をチェーンが通っていますが、ローギア(歯数が大きいギア)からハイギア(端数が小さいギア)に入れるときに、チェーンがフックの上に載ってしまいました。こんなことは、これまでに一度もありません。50年近く前と同じ構成になっている歯です。今回、変えた部分はリアディレーラーとチェーンです。
 カタカタと音がすることやチェーンがフックの上に載ることから、この2つの部品に問題がありそうです。


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