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ランドナー「クイックエース」へ戻す作業2015年09月23日 17時05分

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 ランドナー「クイックエース」を元の状態に戻す作業をしました。
 かなりの費用を掛けて乗ることが出来るようになったのですが、クイックエースの本来の姿からほど遠くなっていました。
 特に、前輪を外さないでフォークごと抜いて輪行することができるのがクイックエースの最大の特徴です。分解、組み立て時に工具を一切使わないで出来るようになっています。学生時代には5~10分あれば組み立て、分解ができました。富士吉田から三島まで走り、三島の駅前で輪行袋に入れて新幹線に乗ることなどが簡単にできました。
 ハンドルにブレーキレバー、シフトレバーが付いていてワイヤーが4本ハンドルバーにバーテープで巻き付けられています。これではハンドルをフォークから抜くことも出来ません。ハンドルバーとステムを元のものに換えて、シフトレバーはダウンチューブに移します。

*********** ブレーキ ***********
 また、ブレーキが制動力のあるVブレーキになっていましたが、元のカンチブレーキに戻しました。
 Vブレーキのシューが長く、フロンド側ではフォークとリムの隙間にシューが入っていて、リムとの隙間がほとんどありません。タイヤを外すときも、空気を言った抜かなければなりません。リムが少しでも横振れをすると、リムにブレーキシューが当たってしまいます。
画像1(Vブレーキの隙間)

 元々、カンチブレーキ用に台座が造られ、フォークやリムと干渉しないようになっています。
 Vブレーキを取り外し、台座にカンチブレーキの本体を入れてみました。フロント側の右側の台座が根元付近が1センチほど空いてしまい、本体がしっかりと入りませんでした。研磨剤やサンドペーパーで何度も磨き、本体がスムースに入るようにしました。
画像2(ブレーキの台座)

 ブレーキ本体を円柱状の台座に差し込んだ状態です。円柱の先端とブレーキ本体の前面がピタッと一致しています。
画像3(カンチブレーキの取り付け)

 カンチブレーキのシュー金具はありますがシューがないので、現在注文しています。シュー金具はVブレーキの金具に比べると短く、フォークと干渉しないギリギリの長さになっています。この状態ならアーチワイヤを解除すればタイヤは空気を抜かなくても容易に外すことが出来ます。
画像4(カンチブレーキのシュー金具)

 フロントのブレーキ台座にはキャリアを取り付けます。そのため、ブレーキ本体を駐めるボルトはWボルトと行云って、ボルトの中央付近にナットが付いています。このWボルトは、大学時代のMさんから販売している店を紹介して頂きました。若干、私が測った寸法と違っていましたが、取り付けてみるとぴったりでした。
画像5(カンチブレーキとキャリアのフロント部分)

*********** シフトレバー ***********
 ハンドル、フォークを工具なしで抜くようにするには、シフトレーバーをハンドルからダウンチューブに移さなければなりません。サンプレックスのシフトレバーを使っていましたが、座金の一部が足りず、Mさんからカンパとユーレーの2種類のシフトレバーを譲ってくれました。
 台座が円柱のためカンパは合わないです。ユーレーのWレバーを取り付けてみました。こちらの方は材だの円柱にぴったり入りました。
画像6(シフトレバー)

 ユーレーのシフトレバーを止めるボルトネジはフレンチネジです。元々、サンプレはフレンチネジだったので、台座のねじ山に合うはずなのですが、レストアに自転車屋に出して帰ってきた時には、シフトレバーの台座にワイヤーの誘導金具が取り付けてあり、台座のネジが切り直されていました。従って、ユーレーのフレンチネジのネジが合わないので、ネジだけをISOネジのカンパのものに変えて取り付けました。シフトレバー本体がユーレーで止めネジがカンパです。かなり贅沢な使い方です。
画像7(シフトレバーのボルトネジ)

 シフトレバーの取り付けが無事終わり、ワイヤーを通してディレラーにつなぎました。ディレーラーも元のものに取り替えるつもりだったのですが、フロントディレーラーのワイヤ止めのボルトが根元から折れていて、取り付けることが出来ません。しかたなく自転車屋で取り付けてくれたディレーラーをそのまま使うことにしました。ところが、このディレーラーは開放状態(ワイヤーにテンションがかからない状態)がチェーホイールの内側の32Tの方になってしまいます。通常使うのは端数の大きい46Tの外側なので、シフトレバーがダウンチューブの直角に立ってしまいます。しかもワイヤにはテンションがかかっている状態です。これではワイヤーの伸びやシフトレバーの微妙な動きが起こるのではないかと思います。
 元のフロントディレーラーはサンツアーのもので、別に、サンプレックスのディレーラー(止め金具のがプラスチックが壊れて使えませんが)があります。サンツアーはパンタグラフ式で、サンプレックスはシャフトが出たり入ったりするスライド式です。この2つの使える部分を組み合わせて、使えないか検討してみます。
画像8(シフトレバーの操作)

*********** ヘッド周り ***********
 ようやくヘッド周りをかえるところまで来ました。ブレーキ、シフト関係が何とか出来たので、フォークから工具なしでハンドルが取り外せ、フレーム本体からフォーク区を抜くことが出来るようにしました。
 取り付けられていたハンドルバーは幅がバーのふと差分左右に広くなっていました。従来使っていたランドナーのバーは私の肩幅に合っています。ステムもイギリスのGB製です。少しでも軽量にするため、フォークに入る部分を少し切って短くしてあります。
 クイックレリーズでステムを固定するようになっていて、工具なしで前輪ごと外すことが出来ます。
画像9(ヘッド部のクイックレバー)

 ヘッド部分に取り付けているクイックレリースには、カンチブレーキのアウター止めがあります。この部分にはアウター金具が必要なのですが、昨年分解しているときに無くしてしまいました。ワイヤエンドの止め金具とアウターエンド金具を組み合わせて段付きのアウター金具を作って取り付けていましたが、今回、フロントキャリアの取り付けWボルトを買ったイt-サイクルに、この金具がありました。小物で特別変わった部品ではありませんが、無いとなると不便です。
画像10(カンチブレーキのアウター金具)

 ブレーキシューが届けば、ほぼ完成です。あとは、フロントディレーラーを取り替えれば完全ですが、少し調べ、良い方法を見つけたいと思っています。


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